Gigante Adriano

現オーナーのアドリアーノ・ジガンテの祖父、製粉業を営んでいた創業者のフェルッチョ・ジガンテがもっぱら興味を持っていたのは土壌のこと、ブドウ栽培が夢でした。

そして1957年にコルノ・ディ・ロザッツォ村のロッカ・ベルナールダの丘に、自宅とブドウ畑を購入したことが始まりでした。

テロワールは、イタリアを代表する高品質な白ワインの産地として知られるフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の北東部、スロヴェニアとの国境にほど近い丘陵地帯コッリ・オリエンターリに位置し、太古の昔から少しずつ堆積物が重なって形成された土壌は、泥灰土、砂岩、フリッシュなどの異なる地層からなる多層構造で、海抜100m~350mの丘陵地に広がっています。

ブドウ畑は25ヘクタール、年間生産量約10万本、過去にガンベロロッソ トレ・ビッキエリ(Picolit DOCG 2008)を獲得したこともあり、世界ソーヴィニヨン ブラン コンクールでも複数回入賞しています。

フリウラーノ(白)、リボッラ・ジャッラ(白)、スキオッペッティーノ(赤)などの土着品種をはじめ、メルローやシャルドネ、ソーヴィニヨン ブランなどの国際品種も栽培されており、プロダクトレンジが広いことも特徴です。

現在、コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ保護協会が主催するNature Vitis プロジェクトに参加し、農薬や除草剤を使わず、持続可能で環境負荷の少ない土壌形成にも積極的に取り組んでおり、ブドウ畑はオーガニックに転換中です。