創業者パオロ・ビッフィが1852年にミラノの中心部に製菓店を開いたことが始まりです。ミラノでビッフィといえば、イタリア王室の御用菓子職人に任命され、ミラノのクリスマスの代名詞パネットーネの歴史を語るうえで、なくてはならない存在です。
1867年にはミラノの中心、ドゥオーモ近くのガッレリア内にカフェ、レストランをオープン、当時から音楽・芸能関係者、文人など様々な著名人が訪れていました。
現在でも、スポーツ選手や芸能人が時折訪れ、地元のミラネーゼだけでなく観光客にも人気の有名レストランです。
その後、ビッフィは食分野において次第に「高品質」と「上品」の2つのワードでミラネーゼたちから連想されるブランドとなり、1985年フォルメック社とともにマヨネーズやパスタソースなどのリテール業界向けの商品開発を始めます。
エレガントなミラノの歴史とパオロ・ビッフィの食への想いはそのままに、この「ビッフィ」ブランドを配した商品は、パスタソースではトリュフやポルチーニ、お肉の代りに大豆を使った野菜のラグーソースやローマのパスタ料理「カッチョ・エ・ペーペ」などを展開し、マヨネーズベースのツナやきのこなどのソース類はレストランでの使用も期待されます。